GRAM

2007/11/03

SOILWORK // Sworn to a Great Divide

前にも書いたが、スウェーデンのエクストリームメタルバンド、SOILWORKの新作『Sworn to a Great Divide』がやはり素晴らしい。

発売から既に1週間以上経つわけだが、その間の移動中にWalkmanで聴いている音楽は常にこのアルバムだ。先週福岡に発つ前にこのアルバムを手にし Walkmanに突っ込んで持って行ったわけだが、新幹線の中だろうが博多の地下鉄だろうが学会会場まで歩いている間だろうが、とにかくこのアルバムを聴き続けている。それだけヘヴィローテに耐える音楽だと言うことだ。


他でも言われているように、このアルバムの音楽は実にシンプルで典型的だ。SOILWORKに期待するとおりのデス声のヴァース、クリーンのコーラスというパターンを踏襲しながら、圧倒的な音圧と歌唱力を活かしている音楽ばかりである。

とはいえ、前から述べていたドラミングでごり押しの「The Pittsburgh Syndrome」は単純という言葉で片付かない力を持った楽曲であるし、ファルセットを聞かせる「I, Vermin」などはプロデューサのDevin Townsendの本領発揮という印象を受ける楽曲だ。典型的だと言う点を否定することはできないが、近年のSOILWORKを更に一段階高めた位置にある音楽であり、他の模倣者とは一線を画すクォリティの音楽であることは明白だ。

作曲のブレインであったWichersが抜けた穴の大きさは、緊迫感あるリフや間奏でのギターの聴かせ方が薄れたことから窺い知ることが出来る。この穴は非常に大きく残念であることに変わりはないが、しかし、Stridが言うようにこのアルバムは「SOILWORKしている」音楽であることは間違いない。このクォリティを保つことが出来るならば、SOILWORKは今後も素晴らしいバンドとしてやっていけるだろう。


今のお気に入りはタイトルトラックの「Sworn To A Great Divide」だ。聴けば聴くほどに音像は深みを増し、聴けば聴くほどにStridの叫びに背筋が震える。音質という面で言えば前作の方がシャープだったかも知れないが、やはりDevin Townsendのプロデュースは深みという点で他のプロデューサと大きな差があるように思う。シンプルな楽曲なのに聴き惚れてしまうDevinの曲「Bad Devil」同様に、このアルバムの音楽は何度も聴いても再び聴きたくなるような中毒性を持っているように思う。

傑作。

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